ふるさと雑感
2014年 05月 22日
ホトトギス
同窓会ではしゃぎ過ぎたのか どこか虚脱感の残るなか
庭に出ると 満開の卯の花が雨に濡れていた
しかし今年は我が家のまわりには まだあのうるさい初夏の客人が来ていない
どこかで寄り道をしているようだ
いつものことではあるが 今回もドタバタであった
しかしそこは手馴れたもので それなりの人が それなりに盛り上げてくれたようだ
シックな着物姿のお姉さんの 粋な踊りに始まり
次は艶やかな水色のムームーのフラダンス
そうそう 黄色もいたようなきがする
そして かわいい看護婦姿の 彼の絶妙なお色気
舞台せましと踊ってくれた 元気いっばいのソーラン娘
おまけに変な赤シャツもあらわれ 大いに盛り上がった
歌の部もいつもの青春歌謡あり 松山千春ありと 芸達者のオンバレードであつた
「 あいつが顔に似合ず あんな歌を歌ってる 」
「 おっ 彼女うまい やるじゃないか 」
と あの頃からは想像できないようなことに 驚いたり 感心したり
また 「 あの野郎 あの人とデユエットをしてやがる 」と やっかみながらも
それぞれの 半生の想いのこもった 熱唱を楽しませてもらった
おいがわいがで言えるのが 同級生のいいところで
今回も久しぶりに会う人も多く 年相応の風貌から
最初は昔のイメージとなかなか一致しないが
ひとことふたこと話うちに いつしか
キラキラと瞳の輝いていた あの時代に帰っていくのである
なかには淡い想いを寄せていた人に会い 今なら言えるのに
と ときめいた人もいたことだろう
じいちゃんばぁちゃんとなった今 胸をときめかすことも大事なことである
そんな青い心こそ 元気を生みだす源であろうか
今回は93人から元気を貰った これを糧に
また会う日を楽しみにして ゆっくりと歩いていきたいものである
by minnamiya | 2014-05-22 08:12 | Comments(0)