甲子園球場と神戸中華街
2018年 08月 09日
甲子園球場は、虎狂人の私にとってあこがれの存在であり、胸をワクワクさせながら阪神甲子園駅に降り立った。
試合は第2試合目となっており、しばらく入場するまで時間があったので、阪神タイガースの好きな選手のユニフォーム(これが今回買った品物の中で最も値が張った)や6人の孫たちの土産を買ったりした。
そうこうするうちに、宮下監督以下選手たちが会場に到着した。
正面から見る球場の壁面。
いよいよ時間になり球場内に足を踏み入れる。
県立球場はもう何回も行っているが、本格的な球場は福岡のヤフオクドーム以来だ。
ここはいかにも野球場そのものである。
屋外で野球をする球場といった雰囲気が漂っている。
やっぱり屋根付きでないこんな球場が、いわゆる日本の野球にはピッタリである。
聖地と呼ばれる所以でもあろう。
鹿実の応援席は3塁側だった。
1塁側を望む。
バックスクリーンを望む。
加世田から応援に行った選手は、8番の長谷龍太郎外野手だ。
彼は鹿児島県大会の活躍が認められて、この甲子園大会直前に1桁の背番号をもらったばかりだ。
その長谷選手。
名物かちわりを売る青年。
試合は、鹿実はヒットは打つものの、連打が出ない。
今大会随一と言われた金足農校の剛腕吉田輝星投手は、ヒットは打たれても、ここぞというときにはギアを上げて三振を狙いその通り奪っていく。
鹿実の選手は、チャンスにことごとく高めの速球に手を出しては三振の山を築いていく。
結局相手の投手力が勝り、1:5で敗れてしまった。
野球を見ていて思ったのだが、こういう全国大会は非日常の場、あるいは異空間であるに違いない。
選手は、いわば歌舞伎役者やオペラ歌手に相当する。
歌舞伎やオペラは筋書き通りに演じるが、野球は筋書きのないドラマそのものだ。
観客は、そのドラマに引き込まれ、魅せられる。
朝っぱらから生ビールを飲み、つまみを食らい、大声を上げる。
まあたまにはこんな贅沢も許されるだろうと、ついついビールが進む。
こちらも非日常の世界だ。
世間の人々は、こんな猛暑にもかかわらず汗だくで働いているというのに・・・・。
甲子園は、今度はタイガースの試合で訪れてみたい。
その非日常ぶりは凄いのだろうな。
想像もつかない。
観戦中に何名もの同級生や知人から、メールや電話が来た。
早く知らせてくれたら日程の調整をつけたのに、という声もいくつかあった。
次は友人たちと観戦してみたい。
もちろんその後のことは、言わずと知れたことである。
試合後、バスを仕立ててくれた方の好意で、神戸の元町にある中華街に繰り出し御馳走になった。
またここでも、もちろん飲む。
すっかりいい気分になって、ほろ酔い気分で写真を撮った。
慌ただしい行程だったが今年一番のトピックスとなるに違いない。
by minnamiya | 2018-08-09 11:20 | ふるさとだより | Comments(0)