ふるさと雑感

けんぼうの夢想話

長崎の休日

運河に囲まれ 芝生と色とりどりの花が植えられた 小さな島を歩いていけば 
オランダの風車が3つ 向こうにもひとつ
そして運河にかかる瀟洒な橋を渡り 二つの尖塔のある城門をくぐると
煉瓦敷きの舗道と 煉瓦の壁とバラの花の気持ちのいい通りが続いている
その通りを抜け しばらく歩くと 運河添いの通りに出た
運河の向こうには この町のシンボルというべき高いタワーがそびえている
そのタワーの前が運河に沿って広場になっているようで 大勢の人で賑わっていた
何があるのだろうかと思い 橋を渡りその広場へいくと 
木陰に紅いパラソルとテーブルとイスがおかれ 
カップルや家族連れが おもいおもいにくつろいでいた
その広場の真ん中あたりに 団塊の世代と思われる 
数人のご婦人方が楽しそうに話をしている  笑い声も聞こえてくる
何の集まりだろうか
たぶん同級生の集まりとおもうが 
久しぶりに友に会い どの顔もいきいきとしている
何を話しているのだろうか 
学生時代のことだろうか それとも孫のことだろうか……

バラのほんのりとした香りのなかを  時間がゆっくりと流れていった………

うとうとしながら 夢をみていたようだ  運河をいくクルーザーの音で目が覚めた
友人らと昼から豪勢にステーキにビールのランチとはりこんだ
ビールをお代わりをし おまけにワインまでと  
すっかりいい気持になり 運河沿いの木陰のベンチでうとうととしていた
花に縁どられた運河を 笑顔をいっぱい乗せたクルーザーが通っていく 
その度に心地よい5月の風が渡っていく
この運河には佐世保の港で見た黒い船は似合わないし  やはり笑顔いっぱいのクルーザーがいい
長崎に来れば 平和公園 長崎の鐘は避けて通れないものである
夕べも子供たち孫たちの時代を考えなければという話があったが
人類にとって広島長崎のあとの70年は何であったのか残念でならない
また笑顔いっぱいのクルーザーが通っていく
次は孫たちといっしょに あのクルーザーに乗り 長崎の休日を楽しみたいものだ


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# by minnamiya | 2017-05-22 22:00 | ふるさと雑感 | Comments(0)  

2017 5月 悪石島の野鳥 1

明日加世田中学校昭和40年卒の復刻修学旅行&同窓会が長崎で開かれる。
早朝加世田を発つため、4時過ぎには起きるつもりだ。
70名ほどが参加するというので今からワクワクしている。
その前に、とりあえず今回5月の悪石島で撮った写真を1回は載せたいと思いアップしている。
5月9日島について最初に撮ったのは、普通は干潟にいるチュウシャクシギ。
島に4日は留まっていた。
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校庭に2羽いたムナグロ。
胸がこの時期真っ黒になっているがこの画像でははっきりしない。
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伊豆諸島とトカラ列島にのみ生息するアカコッコ。
雄はこのように頭が黒い。
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比較的珍しいアカモズ。額が白いのが特徴。
3日間滞在していた。
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夏鳥としてやって来るエゾビタキ。今回は1羽見たのみ。
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いつも訪れてくれる律儀なムネアカタヒバリ。今回は1羽だけ観察。
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初めて撮影できたシベリアツメナガセキレイ。
目の後ろ上がうっすらと白いのが特徴。
ツメナガとあるように、爪が後ろに長く伸びているのがよくわかる。
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次回は長崎から帰ってから。

それでは行ってきま~す。

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# by minnamiya | 2017-05-19 09:20 | ふるさとの野鳥 | Comments(0)  

悪石島の野鳥 5

今回の悪石島行きで撮った野鳥はこの5回で終わり。
滞在4日目に撮った鳥たち。
島の北側の大峰牧場のあちこちにルリビタキがいた。
上は成鳥。下は若鳥。
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東にあるひらが牧場の水溜りで水を飲んでいたクサシギ。
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港の上を飛んでいたミサゴ。
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島の西側にある大麦牧場の草むらにはムネアカタヒバリが。
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島の最高峰、御岳の麓にいたメジロ。
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最後の最後に撮ったツメナガセキレイの亜種キタツメナガセキレイ。
車の音に気付いて竹の上に止まった。
思う存分撮らせてもらったらいなくなった。
ありがとう!
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4月は今一だったので明後日のフェリーとしまでまた島に行く。
いいのが撮れたら紹介したい。





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# by minnamiya | 2017-05-06 09:41 | ふるさとの野鳥 | Comments(0)  

悪石島の野鳥 4

話は前後するが、滞在2日目の3時過ぎ、島の友人から「タカが渡って来て降りてきている」との連絡をもらい、島の最高峰御岳が真正面に見える花田まで車を運転していった。
すると、次々に南西方向から御岳に向かってタカが飛んでくるのが確認できた。
サシバだ。
サシバの秋の渡りは全国的にみられるが、春の渡りははっきりしていない。
しかし、以前悪石島に住んでいたころ、春の渡りを毎年目にしていた。
3月下旬から4月上旬にかけて渡っているのは間違いない。
3時半からの1時間で約300羽を数えた。
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次の朝早く、島に降りたであろうタカの北上する姿を撮影したいと島の北側にある大峰牧場へと車を走らせた。
しかし、サシバは見えなかった。
かわりに日の出を撮影した。d0230507_09381291.jpg















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日の出を撮ったのは初めてで、カメラの設定に時間を費やしていたら日はすでに水平線から出ていた。
諏訪之瀬島、中之島の向こうに遠く屋久島が霞んで見えた。
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3日目に見た鳥たち
ミゾゴイ。絶滅危惧種だが、毎年島では4~5羽見かける。
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クロツグミ。白と黒のツートンカラーだが美しい。
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温泉場近くの池にいたコサギとセイタカシギ。
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海岸ではツバメが羽を休めていた。
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3日目の画像はここまで。

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# by minnamiya | 2017-04-30 10:11 | ふるさとの野鳥 | Comments(0)  

悪石島の野鳥 3

悪石島滞在2日目、早朝歩いて鳥を探す。
すぐ目の前にキビタキの雄がいた。
人を恐れない可愛い鳥。
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八幡神社の観光案内を務める別のキビタキ
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八幡神社近くの海岸に行くと、絶壁の崖上ではイソヒヨドリが盛んにさえずっていた。
今度の島行きの画像で最も気に入った1枚。
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校庭に来てくれた珍鳥ベニバト。体が紅色を帯びている。
生まれて初めての出会い。
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以下は温泉場近くの池にいた鳥たち。
背中を向け哲学的な雰囲気を漂わせているゴイサギ。
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正面から見るとこんな鳥。
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アオサギ
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ダイサギとコサギ
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ヘリポートではツバメチドリが休んでいた。d0230507_11080556.jpg














東の牧場にはノビタキがいる。
顔がまだら模様であることから若鳥である。
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すぐ目の前にいても車からだと鳥は逃げない。
南さつまでは珍しいアカガシラサギ。
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有刺鉄線に止まってポーズをとってくれたアオジの亜種、シベリアアオジ。
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2日目の画像はここまで

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# by minnamiya | 2017-04-26 11:39 | ふるさとの野鳥 | Comments(0)  

ふるさと雑感

けんぼうの夢想話

                       花  見

3月の中旬を過ぎあちこちの山肌を うっすらと山桜が染めるころになると どこかうきうきしだし 日増しに心躍るものである 四季おりおりに気持ちのうねりは 大なり小なりあるが その中でも一番のピークはこの桜の時期であろうか
それだけ桜は人々をわくわくさせたり やきもきさせたりと 気を揉ませるものである
南さつまでは例年と比べると約2週間ほど遅かった 観測史上最も遅い開花記録であるという
みんなみ屋にとって 花見は春の一大行事で これまでは河添の あかいやね で行ってきたが 昨年の5月末閉店したので 今年は7日に舞敷野の公民館をかりて行った しかし桜の花は数えるほどしか咲いておらず 初めて花のない花見となった
花見も回を重ねるうちに たまには日本の有名な桜の下で花見をやりたいと それも元気なうちにと思うようになった 
今回はじめて吉野山の桜を観に行こうと みんなみ屋の面々と出かけてきた
昨日は京都の南禅寺界隈から 円山公園 清水寺を回り 夕刻木屋町の高瀬川沿いの桜を見て京都の桜を満喫した
この時期京都の宿はとても予約がとれるものではなく 大阪か大津か奈良かいろいろ迷ったあげく
吉野山に行くことから 奈良の駅前に宿をとった 



[高瀬川添いの桜]
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最近仕事と縁がなくなり時間に余裕があるようになった (暇ということだが) 本を読むことで時間をつぶしている それも電子書籍を利用するようになった 文庫本を読むよりは文字を大きくでき楽である 2か月ほど前最初に読んだ本が 司馬遼太郎の 街道を行く シリーズの中の 奈良散歩 という文庫本であった 奈良散歩という題からそうぞうできるように 奈良のお寺と仏教について書かれている
そのなかに 

仏教は、キリスト教やマホメット教のように、一神教でかつ教祖の言葉による「啓示宗教」であるものとは、宗教としての本質において異なっている。
─神を崇(あがめ)え。
とは釈迦は説かなかった。
─これが真理である。
とのみ説いた。

この部分を読み はてな?と思った 私しどもがお寺に行ったとき崇めるのはお釈迦様ではないか もちろん向江の聖徳寺では阿弥陀如来ではあるが 

そして
仏教でわかっているただひとつのことは、釈迦が説いたものだということである。
その釈迦が何を説いた、となると、実証的なことはすこしもわかってはいない。
 
どういうことだろうかと思いながら その先を読んだり 司馬遼太郎の他の本を読んでいくうちにおぼろげではあるが 解るようなきだけはしてきた
私にとっての仏教は 父を送り 母を送り 縁者を送るときと その法事でお寺に参詣する いわゆる死というものに関わる方法 方式であって 信仰というほどではない 
大晦日に除夜の鐘をきき 一夜明けると神社に参る というごく一般的な日本人のひとりである
これまで仏教(釈迦の説いたもの)について深く考えたことなどなかった 奈良散歩 を読むと仏教伝来から 仏教 お寺 社会の成り立ちまで 史実をふまえて書いてあり 目からうろこの連続であった 
仏教を宗教としてより これまで1500年近く 日本人に影響を与え 受け継がれてきたモノとみたら だいぶ様相が変わってくるようである
参考までに
 
東大寺が建立された奈良時代では、仏教は生者のみのものだった。このため、東大寺では葬儀というもの  をやらない。いかに東大寺に大きな寄進をした分限者であっても、葬儀をひきうけることはない。

この辺りにくると へぇ~そうなのかと 初めて知ることばかりであった^
このような仏教と東大寺を中心にした話が続き それまで厚い雲に覆われていた世界が少しだけあかるくなったといっていい

私もミーハーであり 奈良に泊まることから 時間が許せば 奈良の町 東大寺界隈を歩きたいと思っていた 
しかし今回は吉野山の桜がメインであり 近鉄奈良駅を8時過ぎの電車に乗る予定でいた 
朝の早い時間しかなく ホテルを暗いうちにでてきた
外は小雨がふっている 夕べ先斗町でカウンターに9人座りワイワイやったので 少し過ぎたらしい そのせいかまだふらふらする 暗い道を奈良町から猿沢の池 浮見堂の前を通り そして若草山の麓に来た頃 雨もやみ空も明るくなってきた



[浮見堂と桜]
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               [若草山]
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東大寺に入り 三月堂 二月堂 誰にも会わない 二月堂の階段を上り回廊にでた
回廊から眺めると目の前に大仏殿 そして奈良の町が
この二月堂 ひと月前はお水取り(修二会)で賑わったことだろう テレビ等でよく目にするが それは修二会という行のクライマックス大松明をかざしては振り 振っては舞う 達陀の行で 回廊から激しく火の粉が降るあれである
修二会についても詳しく書かれており 752年東大寺が建立されていらい 毎年かかさず行われおり 一回も中止したことはないという
その中で東大寺の過去帳が 聖武天皇を筆頭に東大寺に功績のあったもの166万5千71人(この本は昭和59年出版であり今は少し増えているかもしれない)が読み上げられるという
回廊から反対側の長い階段を下り 下から見上げてみた ひと月前はあそこから激しく火の粉が舞っただろうが 今はだれもいない 鹿の子が一匹遊んでいた

[二月堂の回廊から]
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[二月堂]
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二月堂から大仏殿の方へいく
これまで東大寺には何回かきてはいるが 漫然とした物見で それも携えていたのは 中学の歴史の教科書程度の知識であった 
大仏殿の周りはいつきても人 人で 人見に来るようなものである
今回は朝が早いせいか ほとんど人に会わなかった 
そして広い境内のあちこちに植えられた桜が満開である
大仏殿の横の路地を通りながら この塀の中で行われた大仏開眼供養のことを考えていた
大仏開眼供養は752年の4月9日(5月26日)ちょうど1243年前である 開眼師はインド僧が務め 参列者は聖武天皇をはじめ1万数千人いたという
青空に五色の幡が春風にたなびき あちこちに色とりどりの花々が飾られ 雅楽が奏でられ~
映画の1シーンを見るように想像してみる

これからはたわいもない話であるが
1243年前とは 一代を約30年とすれば41代前である  
私の前は父母2人 その前は祖父母が4人 その方式で41代前は2ノ40乗
机上の計算では 1兆995億~人という天文学的な数字がでてくる
そして大仏開眼時の我が国の人口は約600万人前後と記録があり 
その両方の数字から考えると
私が血を引く御先祖様のひとりぐらいは 大仏開眼供養に参列していたにちがいない
こう思えば話ががぜん面白くなり そして大仏がぐっと身近なものに感じられた

大仏殿をあとに 誰もいない広い参道をホテルの方へ向かいながら
今回は大仏 毘盧遮那仏(華厳経において宇宙の真理の中心におり、その光明は宇宙のいっさいの真理や状態をあまねく照らしている)にお会いできなかったが また近いうちにお参りして 私のお先祖様のことをきいてみたくなった

[東大寺の桜]
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               [南大門と参道]
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# by minnamiya | 2017-04-23 17:52 | ふるさと雑感 | Comments(0)