カテゴリ:ふるさと雑感( 49 )

 

ふるさと雑感

けんぼうの夢想話


            台風銀座


今日は
18
日(月曜日)祝日敬老の日である 朝から台風一過の青空が広がり

昨日までの台風騒動が嘘のようである

よく台風一過の青空というが 台風が過ぎ次の朝に絵に描いたような青空をみるのは

この地に住んで20数年になるが初めてである

青い水彩絵の具を水に溶かしたような 爽やかな空がどこまでも広がっている

台風銀座に住んでおれば台風には敏感で 台風発生と聞けば

すぐに気象庁のホームページを開き 予想進路をチェックするのだが

今度の台風18号 発生時の進路予想はまっすぐに中国大陸に向かっており

こっちには来ないものだと思っていたが

水曜日の朝になり女房が台風が来るよというので 慌ててチェックすると

中国に向かっていたはずの台風がなにを間違ったのか 

途中で90度方向転換して まともに九州に向いているではないか

おまけに大型で非常に強い勢力という

こりゃこりゃ難儀なことになったと思いながら 倒れそうな庭木の枝を切ったり 庭に置いている鉢や 風に飛ばされそうなものを片付けたりと 一通りの台風準備をした 

その時点で進路は九州に向いており 土曜日の夜から日曜日の朝にかけて 

九州の何処かにか上陸するのではないかと思われた
台風の進路にはいつもやきもきするものだが 
今回も金曜日の進路予想では 日曜日の朝に水俣付近とあったのが 土曜日になると もっと南寄りの薩摩川内市付近となっている

薩摩川内市ということは新川沖を通るということであり 加世田にとって新川沖を通るのが最悪のコースである

こうなれば最悪のことを想定して 閉めた雨戸の上から角材を打ち付け雨戸が飛ばないようにしたり 家をチェーンで引っ張り補強をしたりと できる限りのことをした

これまで以上に準備万端で待っていたのだが かんじんの台風がなかなかやって来ない

夕方になっても風もなく静まり返り 所々青空さえ見えている

夜中あたりから 風が強くなるのではと予想していたが

夜中になっても静かである どこかで寄り道をしているようだ

明け方になり やっと雨戸がカタカタと鳴り横殴りの雨が降り出した

いつもならそれから数時間 ゴッオーという音とともに強い雨風が

雨戸に叩き付け 雨戸が壊れるのではないかとヒヤヒヤするのだが

今回はそれも長くは続かなかった 拍子抜けである

そうこうするうちに空が明るくなり 起きてテレビの台風情報をみると

枕崎の下を東寄りに進んでおり 勢力も落ちているという

台風は右を通るか 左を通るかによって風の強さが違う

今回は南九州市の右30kmあたりを通って行ったが 反対に薩摩川内市の左40kmを通っていたら 雨風も強く被害もでていたかもしれない

この年になり数えきれないほどの台風を経験しているのだが

いくつになっても 地震 雷 台風と自然の前には頭を垂れるばかりである

夕方になり吹き返しの風もおさまり散歩にいくと 道のあちこちに枝葉が散れ

台風の跡はあったが 被害というほどのものはないようだ

やれやれと思いながら畑道を行くと もう彼岸も近くなり 
あちこちの土手に彼岸花が顔をだしていた



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by minnamiya | 2017-09-18 21:38 | ふるさと雑感  

ふるさと雑感

けんぼうの夢想話

             夏 雲

大糸線の信濃大町を過ぎしばらく行くと 左手に木崎湖 中綱湖 青木湖 の
仁科三湖といわれる三つの湖がある
一番北にある青木湖を過ぎると 列車は下って行くようになり
二つめに南神城という小さな駅がある
その南神城の民宿で 46年前の7月 竹田神社の六月灯の頃
3日間ほど過ごしたことがあった
これといった目的があって行ったのではなく
学校が夏休みとなり 穂高に登ったあと 
南神城の民宿に 学生時代の友人が逗留しており 彼に誘われるまま 訪ねていった

当時は民宿の走りの頃で 南神城の民宿も 洋風の洒落た建物で 個室だったり
料理が売り物であったり の今風のペンションとは違い
茅葺の農家を小奇麗に改装した ごく普通の民家で 寝るのも座敷に雑魚寝で 
都会の子供たちが休みを 田舎の爺ちゃん婆ちゃんの家で 過ごすようなものだった
夏の間は学生むけの学生村 冬の間は若いスキー客の宿となる
することといえば 朝から座敷でゴロゴロしていたり 漫画を見たりと退屈で
それに飽きると辺りを散歩するぐらいであった
北安曇野の南神城の背後には 3千m近い山々が聳えており
鹿島槍ヶ岳から 五竜岳 唐松岳 白馬三山に連なる 
日本の第一級の景色が見れると期待していたが 
残念ながら南神城からは 裏山の陰になり見ることができなかった
民宿の辺りは 田んぼ 畑の日本の田舎なら何処でもある景色で
南さつまの田舎育ちの身には さほど珍しくはなく
もの静かで単調な3日間であったが 私には信州の民宿にいるという
ハイカラなことだけで充分だった
そんななかで民宿のすぐ横の大糸線を 夕食前に長い貨車を引いた
蒸気機関車が通って行き 煙と蒸気を目一杯吐きながら登って行く姿は感動的で
旅心をくすぐり もの静かな一日のハイライトといってよかった
その時刻になると 友人と縁側にすわり 貨車の数を数えながら眺めていた
私の本棚の隅にある小さなスケッチブックに 南神城の民宿で描いた2枚のスケッチがある マジックペンで輪郭を描いただけの拙いものである
その民宿の縁側から描いた庭の花と 民宿の近くの小高い所から 田んぼを隔て
向こうの山々と夏雲を描いている
民宿で時間をもてあまし 退屈しのぎに描いたものだ

今回は大雪渓から白馬岳に登り 不帰ノ嶮から唐松岳へ
そして八方尾根を下りるという計画であった
前日八ヶ岳の山麓 蓼科にある中学時代の友人の別荘に世話になり
友人夫妻の手料理と ビールにはじまり 酒 ワイン 最後は芋焼酎のお湯割りと
料理 酒 会話 ミュージック 雰囲気 と5拍子も6拍子も揃った 愉しい一晩を過ごした
そして茅野から松本に出て 大糸線に乗った
車窓から安曇野の向こうに 北アルプスの雄大な山並みが望めるのだが 
あいにく雲の中 大町を過ぎるころから小雨も降りだした
梅雨明けの一番いい時期を選んで来たのだが うまくいかないものだ
簗場をすぎると いよいよ南神城である
列車は山間から やや開けた平野部へ 視界も開ける
あの民宿はと 線路添いの家を車窓から目を凝らして見たのだが
記憶にある茅葺の家などどこにもなく 今風のカラフルな家ばかりである
ただ広がる田んぼと向こうの山々は変わらないが
あの日のように夏雲の空を見ることはできなかった 


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[別荘にて]
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[白馬大雪渓]
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[白馬岳山頂]
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[こまくさ]
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[不帰ノ嶮]
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[夏雲と八方尾根]
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by minnamiya | 2017-08-12 11:47 | ふるさと雑感 | Comments(0)  

ふるさと雑感

けんぼうの夢想話

六月灯

六月灯の頃になると 空にはムクムクと入道雲が浮かび
蝉も朝早くからわが夏を謳っているのだが 今年は少し遅いようだ
今年も六月灯がやってきた チリンチリンとアイスキャンディ売りはいなくなったが
からくり人形は疏水の上にいつものように くるりくるりと回っている
今年は 日新公の別府城攻め戦勝報告 の場面であった 
例年と比べると人形が多く賑やかである
今から約500年前に 南さつまの地で行われた戦いの一場面である
その後日新公は島津中興の祖として 神として祀られ 今でも祭りに登場するが 
負けた者達はどうしたのであろうか 
しばらくは夏空の下 くるりくるりと回る無表情の人形たちを見ていたが 
もう一つ気になることがあり 境内の方へ行くことにした

階段を上り境内の方へ行くと 大きな楠の下に人だかりができている
もしやと思い近づいていくと 
… 四谷 赤坂 麹町 チャラチャラ流れる御茶ノ水 粋な姐ちゃん……
おっ あの人の声が 久しぶりに来ているようだ
人垣の間から覗いてみると いつものように白いダボシャツに腹巻
タオルで鉢巻をしたあの人が 足元の大きなボストンバッグの上に
印籠のようなものを山積みにしている

… 国のはじまりが大和なら 日本の発祥の地は ここ舞敷野の御座屋敷
泥棒のはじまりが石川五右衛門なら いろは歌のはじまりがここの
日新公のいろは歌
今日はその日新公の 一年に一回の六月灯ときた
そのいろは歌で 御幼少のころから育っている皆様だ
へたなものを持ってくるわけにはいかない
大江戸八百八町とよくいうけど 今の東京そんなもんじゃない
その広い東京を駆け回って やっとあの秋葉原でみつけてきたのが
これ これ とスマホぐらいの印籠を腹巻から取り出し みんなの前に差し出した
この印籠 ただの印籠ではない あの助さん格さんの印籠とはものが違う
何が違うかといえば ほらこの頃 人よりもすごいと話題になっている AU 
いや AKB…         ……誰かがAIというと
そうそう そのAI アメリカのレッドリバーなんとかにある AIで世界一のデコポン社と あんまり大きい声ではいえないが 東京の永田町にある あるエライとこがつくった ソンタクホーンというものだ
ソンタクホーン?
そう そう このソンタクホーン 中にソウリノオオキミというAIが入っており
願い事をきいてくれるという便利なものときた
印籠の前をスマホのように指で押すと パァッと明るい画面になり
その画面の中に 両手で耳を塞いだ猿 いや人の像が現れた
よく見ると どこかの国の総理大臣に似ているようだ 
しばらくすると目がピカッと光った
ほら 目が光っただろう 
このように このソンタクホーンをかざせば 周囲のものが気遣いをし
何もいわなくても たちまち願い事がかなう便利なものだ
たとえば9億円の土地が1億円になったり 学校があっというまにできる 
という優れものときた
今年の春オープンした 東京の銀座セブンというシャレタところでは 
八千円を下らないところを 今日は一年に一度の竹田神社の六月灯だ
あの浅草のスカイツリーから飛び降りたつもりで 
えぃ たったの千円でどうだ
そこで何人か 駆け寄っていこうとしたが
ちょっと待ったお客さん 慌ててはいけない と手で制しながら
ここからが大事なとこだ よ~く聞いてよお客さん
このソンタクホーンを使えば 誰でも願い事がかなうと思ったら大間違い
あの天下の大泥棒石川五右衛門や 映画のフーテンの寅みたいな人間が
これを使ってもだめ ぜんぜんいうことをきいてはくれない
このソウリノオオキミや 枯れ木に花を咲かす花咲爺さんの話 しっているだろう 
あの正直者の爺さんのように 嘘をついたことのない正直者でなければ 
中のソウリノオオキミが いうことをきかないということだ 
それでも良ければもっていけ というと
あちこちから 俺も私もと 手に千円札を持ったお客が駆け寄り
たちまちバーゲン会場のような大騒動となった
十数分ほどすると ボストンバッグの上にあれほど積んであった 
印籠があっという間になくなった

この騒動がおさまると すっかり疲れたという表情で
さすが日新公のお膝元だ 恐れ入りやした… 
そして気を取り直したかのように
此処にくるたびに いろは歌を御前様に習ってくるが 今回御前様が教えてくれたのは む の歌だ

昔より 道ならずして おごる身の 天のせめにし あわざるはなし

御前様によれば 人間いつも謙虚であれ 驕るとかならず罰があたる ということだ
学のない俺でもわかるよ… 

取り囲んでいた人が次第にいなくなると
ボストンバッグを片付け 手に持ち よれよれの上着を肩にかけ 
じやぁ またな あばよ とこっちの方へやってきた
私を見ると おっ 兄ちゃんではないか 久しぶりだなぁ
相変わらずオツムと懐の方はさびしそうだが 元気そうだ よかった よかった 
あっ そうか兄ちゃんもソンタクホーンが欲しかったのか
だめ だめ 今日は飛ぶように売れちゃって もうひとつもないよ 次にしな
これも日新公のおかげかな ほ~らと 千円札で分厚く膨れた財布を見せながら
どうだい 俺が奢るから 文化通りの吉祥で一杯やらないか


[からくり人形 日新公別府城攻め戦勝報告の場面]
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by minnamiya | 2017-08-02 15:33 | ふるさと雑感 | Comments(0)  

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けんぼうの夢想話

夏の夜の夢

その晩は蒸し暑く 寝苦しかったが 窓から夜風を入れ 
ローランドハナを聴いているうちに いつのまにか寝てしまった 
そして夜中に雨の音で目が覚めた
おっ 雨か 庭の花木に水をやる手間が省けたと喜んでいたら
遠くでゴロゴロと音がする そのうちに稲光がしだした
だんだんと音が大きくなり 稲光もひっきりなしに
私の部屋は内障子なので 稲光がもろに入ってくる
おまけに雨も強くなり 窓も障子も閉めた
そこからが真夜中の恐怖の雷ショーのはじまりだった
障子がピカッと光り しばらくしてドーンと音がする
ベッドでこっちに 来るな来るな と念じていたが
非情にもやってくる そして真上で音がしだした
こうなれば布団を頭から被って クワバラクワバラ と天に祈り
通り過ぎるのを待つしかない
しかし夏は被るほどの布団がないので ベッドにうつ伏せにはなるが 
それでも強烈な光は目に飛び込んでくる
音は遠慮会釈なしに 地響きをともない天から降ってくる
わが南さつまの吹上浜砂の祭典に 音と光のファンタジーという 
その日の最後を締めくくる 打ち上げ花火と音楽の迫力のあるショーがある
これは一見に値するファンタジーだが 目の前で行われる雷のショーは 
天地創造をおもわせる ド迫力満点の凄まじいものである 
クライマックスはピカッと光り 間髪を入れずバリバリと天地を震わせ
ダァーンと けたたましい音が
こうなればもうお手上げ ベッドでブルブルと身を縮こませ おお神様 である
そのあといつもなら遠ざかっていくのだが その晩はまた反対側からゴロゴロと
2回ほど繰り返したのだ
天はなにに怒っているのだろうか
2時間ほどのショーの間一睡もできず ただベッドの上で縮こまり 
じーっと通り過ぎるのを待っていた
やっとショーが終ると その疲れからかぐっすりと寝入ってしまった
普段はラジオ体操の時間には起きているのだが 寝過ごしてしまい
起きてみたらすでに朝ドラが始まっていた
窓から外を見ると 夕べの雷はどこえやら 青空に入道雲の夏空が広がっている
もう明日から夏休みだ
それにしても 例年はとっくに鳴いている我が家の蝉が まだ静まり返っている
どうしたのだろうか 天が鎮まるのを待っているのだろうか

地震 雷 火事 親父 とはよくいったもので
その雷より怖い地震が10日ほど前にあった この地では滅多にない震度4という 
地の底から突き上げてくる揺れで 
1~2分のことだったが ただ立ち尽くしているばかりであった
昨年の熊本の地震といい この国では天災に対する安全神話など無いといっていい
朝飯を終え 新聞を見ると我が国の政治のことをトップに アメリカの大統領の問題
北朝鮮の弾道ミサイル 福島の原発の廃炉のこと 海のプラスチック汚染のこと
そして地球温暖化の影響と思われる 九州北部の豪雨のことで紙面が溢れていた
どうやら夕べの雷は 驕るな との天の戒めだったようだ


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by minnamiya | 2017-07-23 09:28 | ふるさと雑感 | Comments(0)  

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けんぼうの夢想話

曜変天目茶碗

6月のはじめ横浜で甥の結婚式があり 前日の朝の早い便で出かけていった
その日は横浜のホテル泊りで 夕方まで時間があり 上野の博物館に曜変天目茶碗をみにいくことにした
この2、3年テレビで何回か窯変天目茶碗を見る機会があった 
12,3世紀に中国福建省でつくられ 日本に伝わった茶碗で 今の技術をもってしても同じものは作れないという
わが国にある茶碗のなかで 最高峰のひとつとされている
私はお茶の心得があるどころか 当たり前の抹茶すら飲んだことがない
ましてや骨董趣味もない まったくの門外漢である
ただこの国で800年以上も 時の権力者の間で珍重され
そして今でも最高の茶碗と評価される窯変天目茶碗を見てみたかった
会場は茶の湯展の最終週であったので 平日にもかかわらずごったがえしていた
昨今の展覧会は案内書が完備され おまけに音声ガイドという便利なものまであるが
まずなにをおいても窯変天目茶碗を見たかった 
入口から人ごみの中をかきわけて探したが どこにも見つからない
見落としてしまったのと思い もう一回入口から丹念に見ていったが
それでも見つからない
おかしいなと思いながら 入口におかれている 出品目録という資料を見ると 
お目当ての曜変天目茶碗の展示期間がすでに終わっていた

そしてその晩の夢は
庭木が綺麗に刈り込まれ気持ちのいい庭の中にいた 木立の向こうに小さな小屋が
何だろうかと思い近づいていくと 茶室のようだ 舞庵と書かれている 
横に回ると躙り口があり そこに立って中をうかがっていたら 
中からどうぞと声があった おもむろに障子戸を開け中に入り
亭主の方に近づき 顔を上げると 下舞御座屋敷守博殿であった
よく来てくいやった というと 釜の方に向かい馴れた手つきで茶碗にお湯を注ぎ
お茶をたて 私の前に差し出した
黒い端正な茶碗にお茶が そして茶碗の内面がきらきらと輝いている
この茶碗は? と聞くと
わしの家のマロの茶碗だ 今日は数寄者のお主が来るということで 
マロから借りてきた
麻呂様とは?
マロはわしの家の飼い猫で いつもわしが餌をやるのだ
猫の茶碗!
わしの家に代々伝わるもので 中国の珍しい茶碗であるようだ
いい伝えによると わしより何代か前の御先祖様が大の焼酎好きで おまけにナンコがめっぽう強かったらしい この辺りでは無敵だったと聞いている
その噂をお殿様が聞きつけて 御先祖様とナンコの勝負となり
御先祖様がお殿様に勝ったらしい それでその茶碗を貰ったと聞いている
ナンコとは げたん葉 犬の小便というあれですか
そうだあのナンコだ
さしだされた茶碗を作法もわからぬまま飲み干した
飲み干すと 漆黒の釉薬の中に夜空の星々のようにきらきらとした模様が浮かんでいる
しばらく茶碗に見とれていたら ニャンという声がした
いつの間にか灰色の毛のふさふさとした大きな猫が 博殿の膝の上でじゃれだした
これがわしの家のマロだ

そこで目が覚めた
時間をみると起きるにはまだ早かった ベッドの上でうとうとしながら
今回本物にはお目にかかれなかったが 夢のなかで観たから よし としよう
また観る機会もあるだろうと思いながら
そういえば我が家にも猫がおったけ 我が家の猫の茶碗はドラエモンの茶碗のようだ 
博殿の麻呂のように もっと備前とか唐津とかの茶碗にせねば
まてよ 熊本の正行殿は 地震の時
大事にしていた唐津焼のいい茶碗から 飛び出して割れたというから
やはり地震でも割れぬ ドラエモンの茶碗のほうがいいかも
と他愛もないことを考えるうちにまた寝入ってしまつた





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by minnamiya | 2017-07-02 13:46 | ふるさと雑感 | Comments(0)  

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長崎の休日

運河に囲まれ 芝生と色とりどりの花が植えられた 小さな島を歩いていけば 
オランダの風車が3つ 向こうにもひとつ
そして運河にかかる瀟洒な橋を渡り 二つの尖塔のある城門をくぐると
煉瓦敷きの舗道と 煉瓦の壁とバラの花の気持ちのいい通りが続いている
その通りを抜け しばらく歩いていくと 運河添いの通りに出た
運河の向こうには この町のシンボルというべき高いタワーがそびえている
そのタワーの前が運河に沿って広場になっているようで 大勢の人で賑わっていた
何があるのだろうかと思い 橋を渡りその広場へいくと 
木陰に紅いパラソルとテーブルとイスがおかれ 
カップルや家族連れが おもいおもいにくつろいでいた
その広場の真ん中あたりに 団塊の世代と思われる 
数人のご婦人方が楽しそうに話をしている  笑い声も聞こえてくる
何の集まりだろうか
たぶん同級生の集まりとおもうが 
久しぶりに友に会い どの顔もいきいきとしている
何を話しているのだろうか 
学生時代のことだろうか それとも孫のことだろうか……

バラのほんのりとした香りのなかを  時間がゆっくりと流れていった………

うとうとしながら 夢をみていたようだ  運河をいくクルーザーの音で目が覚めた
友人らと昼から豪勢にステーキにビールのランチとはりこんだ
ビールをお代わりをし おまけにワインまでと  
すっかりいい気持になり 運河沿いの木陰のベンチに座り いつのまにかうとうとしていた
花に縁どられた運河を 笑顔をいっぱい乗せたクルーザーが通っていく 
その度に心地よい5月の風が渡っていく
この運河には佐世保の港で見た黒い船は似合わないし  
やはり笑顔いっぱいのクルーザーがいい
長崎に来れば 平和公園 長崎の鐘は避けて通れないものである
夕べも子供たち孫たちの時代を考えなければという話があった
また笑顔いっぱいのクルーザーが通っていく
次は孫たちといっしょに あのクルーザーに乗り 長崎の休日を楽しみたいものだ


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by minnamiya | 2017-05-22 22:00 | ふるさと雑感 | Comments(0)  

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けんぼうの夢想話

                       花  見

3月の中旬を過ぎあちこちの山肌を うっすらと山桜が染めるころになると どこかうきうきしだし 日増しに心躍るものである 四季おりおりに気持ちのうねりは 大なり小なりあるが その中でも一番のピークはこの桜の時期であろうか
それだけ桜は人々をわくわくさせたり やきもきさせたりと 気を揉ませるものである
南さつまでは例年と比べると約2週間ほど遅かった 観測史上最も遅い開花記録であるという
みんなみ屋にとって 花見は春の一大行事で これまでは河添の あかいやね で行ってきたが 昨年の5月末閉店したので 今年は7日に舞敷野の公民館をかりて行った しかし桜の花は数えるほどしか咲いておらず 初めて花のない花見となった
花見も回を重ねるうちに たまには日本の有名な桜の下で花見をやりたいと それも元気なうちにと思うようになった 
今回はじめて吉野山の桜を観に行こうと みんなみ屋の面々と出かけてきた
昨日は京都の南禅寺界隈から 円山公園 清水寺を回り 夕刻木屋町の高瀬川沿いの桜を見て京都の桜を満喫した
この時期京都の宿はとても予約がとれるものではなく 大阪か大津か奈良かいろいろ迷ったあげく
吉野山に行くことから 奈良の駅前に宿をとった 



[高瀬川添いの桜]
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最近仕事と縁がなくなり時間に余裕があるようになった (暇ということだが) 本を読むことで時間をつぶしている それも電子書籍を利用するようになった 文庫本を読むよりは文字を大きくでき楽である 2か月ほど前最初に読んだ本が 司馬遼太郎の 街道を行く シリーズの中の 奈良散歩 という文庫本であった 奈良散歩という題からそうぞうできるように 奈良のお寺と仏教について書かれている
そのなかに 

仏教は、キリスト教やマホメット教のように、一神教でかつ教祖の言葉による「啓示宗教」であるものとは、宗教としての本質において異なっている。
─神を崇(あがめ)え。
とは釈迦は説かなかった。
─これが真理である。
とのみ説いた。

この部分を読み はてな?と思った 私しどもがお寺に行ったとき崇めるのはお釈迦様ではないか もちろん向江の聖徳寺では阿弥陀如来ではあるが 

そして
仏教でわかっているただひとつのことは、釈迦が説いたものだということである。
その釈迦が何を説いた、となると、実証的なことはすこしもわかってはいない。
 
どういうことだろうかと思いながら その先を読んだり 司馬遼太郎の他の本を読んでいくうちにおぼろげではあるが 解るようなきだけはしてきた
私にとっての仏教は 父を送り 母を送り 縁者を送るときと その法事でお寺に参詣する いわゆる死というものに関わる方法 方式であって 信仰というほどではない 
大晦日に除夜の鐘をきき 一夜明けると神社に参る というごく一般的な日本人のひとりである
これまで仏教(釈迦の説いたもの)について深く考えたことなどなかった 奈良散歩 を読むと仏教伝来から 仏教 お寺 社会の成り立ちまで 史実をふまえて書いてあり 目からうろこの連続であった 
仏教を宗教としてより これまで1500年近く 日本人に影響を与え 受け継がれてきたモノとみたら だいぶ様相が変わってくるようである
参考までに
 
東大寺が建立された奈良時代では、仏教は生者のみのものだった。このため、東大寺では葬儀というもの  をやらない。いかに東大寺に大きな寄進をした分限者であっても、葬儀をひきうけることはない。

この辺りにくると へぇ~そうなのかと 初めて知ることばかりであった^
このような仏教と東大寺を中心にした話が続き それまで厚い雲に覆われていた世界が少しだけあかるくなったといっていい

私もミーハーであり 奈良に泊まることから 時間が許せば 奈良の町 東大寺界隈を歩きたいと思っていた 
しかし今回は吉野山の桜がメインであり 近鉄奈良駅を8時過ぎの電車に乗る予定でいた 
朝の早い時間しかなく ホテルを暗いうちにでてきた
外は小雨がふっている 夕べ先斗町でカウンターに9人座りワイワイやったので 少し過ぎたらしい そのせいかまだふらふらする 暗い道を奈良町から猿沢の池 浮見堂の前を通り そして若草山の麓に来た頃 雨もやみ空も明るくなってきた



[浮見堂と桜]
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               [若草山]
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東大寺に入り 三月堂 二月堂 誰にも会わない 二月堂の階段を上り回廊にでた
回廊から眺めると目の前に大仏殿 そして奈良の町が
この二月堂 ひと月前はお水取り(修二会)で賑わったことだろう テレビ等でよく目にするが それは修二会という行のクライマックス大松明をかざしては振り 振っては舞う 達陀の行で 回廊から激しく火の粉が降るあれである
修二会についても詳しく書かれており 752年東大寺が建立されていらい 毎年かかさず行われおり 一回も中止したことはないという
その中で東大寺の過去帳が 聖武天皇を筆頭に東大寺に功績のあったもの166万5千71人(この本は昭和59年出版であり今は少し増えているかもしれない)が読み上げられるという
回廊から反対側の長い階段を下り 下から見上げてみた ひと月前はあそこから激しく火の粉が舞っただろうが 今はだれもいない 鹿の子が一匹遊んでいた

[二月堂の回廊から]
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[二月堂]
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二月堂から大仏殿の方へいく
これまで東大寺には何回かきてはいるが 漫然とした物見で それも携えていたのは 中学の歴史の教科書程度の知識であった 
大仏殿の周りはいつきても人 人で 人見に来るようなものである
今回は朝が早いせいか ほとんど人に会わなかった 
そして広い境内のあちこちに植えられた桜が満開である
大仏殿の横の路地を通りながら この塀の中で行われた大仏開眼供養のことを考えていた
大仏開眼供養は752年の4月9日(5月26日)ちょうど1243年前である 開眼師はインド僧が務め 参列者は聖武天皇をはじめ1万数千人いたという
青空に五色の幡が春風にたなびき あちこちに色とりどりの花々が飾られ 雅楽が奏でられ~
映画の1シーンを見るように想像してみる

これからはたわいもない話であるが
1243年前とは 一代を約30年とすれば41代前である  
私の前は父母2人 その前は祖父母が4人 その方式で41代前は2ノ40乗
机上の計算では 1兆995億~人という天文学的な数字がでてくる
そして大仏開眼時の我が国の人口は約600万人前後と記録があり 
その両方の数字から考えると
私が血を引く御先祖様のひとりぐらいは 大仏開眼供養に参列していたにちがいない
こう思えば話ががぜん面白くなり そして大仏がぐっと身近なものに感じられた

大仏殿をあとに 誰もいない広い参道をホテルの方へ向かいながら
今回は大仏 毘盧遮那仏(華厳経において宇宙の真理の中心におり、その光明は宇宙のいっさいの真理や状態をあまねく照らしている)にお会いできなかったが また近いうちにお参りして 私のお先祖様のことをきいてみたくなった

[東大寺の桜]
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               [南大門と参道]
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by minnamiya | 2017-04-23 17:52 | ふるさと雑感 | Comments(0)  

ふるさと雑感

けんぼうの夢想話

ウンベ(ムべ)

中山先生の喜寿の祝いが文化通りであった日 京都から祝いに馳せ参じてきた
サダノリとマサアキと3人で 野間岳に登ってみようということになった
その日は秋晴れの雲ひとつない いい天気で 野間神社に11時ごろ着いた
神社の脇から登りだす 登山道のあちこちに つわぶきの花が 晩秋である
晩秋とはいえ 九州南端の山では 山肌を紅黄に染める木々は少なく 
ほとんどが常緑の鬱蒼とした照葉樹で 頭の上も深い緑に覆われている 
その中に真っ青な空が

昨年ユウヘイ君と登ったときは 頂上で彼を小一時間ほど待ったが
今回の2人はいたって元気である 
とくにサダノリはマラソン大会に出るぐらいであるから ケロッとしている
頂上近くの急な岩場を 先に行くよと ピョンピョンと飛ぶようにして
登っていき あっという間に姿が見えなくなった
頂上に着くと 先に行ったはずのサダノリがいない
何処に行ったのだろうかと思いながら 昼飯のラーメンのお湯を沸かしていたら
サダノリが登ってきた 手に何かをぶら下げている
ウンベである やや小さいがよく熟れている 
何処で見つけたか聞くと 頂上のすぐ下で見つけたという
しばらくしたらマサアキも登ってきた
昼飯を食いながら ウンベ アケビの話がはずむ

十五夜が過ぎ 秋が深まると 学校から帰り近所の悪童達と
近くの山にアケビを取りにいくもので
藪に分け入り 蔓の先にポッカリと割れたアケビを見つけた時の喜び
そして口に入れると えもいわれぬ甘さがじわっとひろがり・・・
秋ならではのささやかな山の恵みであった
アケビは近くの山でわりと簡単に見つけることができたが
ウンベはなかなか 見つかるものではなかった
どっちかというと ウンベの方がアケビより大きく食べ応えもあり
ありがたいものだったが

サダノリは山の子であったようで アケビ ウンベには詳しい
登ってくる途中も これはアケビの蔓 あれはウンベの葉っぱと
講釈のせがらしいこと
どうやら先に登って ウンベを探していたようだ
サダノリ先生によると もう時期遅れではあるが よく探せばまだあるという
それなら祝いの席の みやげにしょうということになった
30分ほどで昼飯をすませ 今度はサダノリ先生についてウンベ取りである
どこから見つけてきたのか 先生が先っちょに又のついた長い木の棒を持っている
その棒を使い これはカッコちゃんに これはヒサちゃんに これはイッちゃんにと
木の上に這っている蔓から上手に取る
そしてその晩の女性陣の数ほど取ると
よぉ〜し 来年は サダオとコウゾウを いやアキオとマリちゃんも 連れてこよー と
得意満面のサダノリ先生であった



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by minnamiya | 2016-11-13 15:00 | ふるさと雑感 | Comments(0)  

ふるさと雑感

けんぼうの夢想話

                            傍聴の記

今年は梅の開花が遅く  我が家の梅もやっと見頃になった
その梅の花に冷たい春の雨の降る晩  
京都から正ちゃんがきたので  文化通りに出かけて行くと
カウンターで  幸ちゃんといっしょにビールを飲んでいた
今年になり幸ちゃんに会うのは三回目になるが  
いつも風邪ぎみで元気がない  川辺二日市も休みであった
ここ数年楽しみにしていた  幸ちゃんの 菜の花のなかを行くお遍路姿は
この春も見れそうにないようだ
元気のない幸ちゃんだが  相変わらずビールの方は美味しいらしく お代わりである
三人でお遍路や熊野詣で  ワイワイやっていると ミタケ議員がやってきた
今市議会の会期中で  ゆっくりと酒を飲む暇もないとのことである
その忙しいミタケ議員と ひとこと喋っただろうか
いつのまにか ユウヘイ君もやって来て隣に座っている
そうなれば類が類を呼ぶで  東京から帰省中のケイシロウさんまでも呼び出され
カウンターにずらりと並び   川辺二日市から四月の東京での同窓会や
来年の福岡での同窓会と話がはずむ
そして明日ミタケ議員が議会で一般質問にたつという
酒の上での話しは  いやがおうでも盛り上がるもので  
まだ誰もミタケ議員の  議会での雄姿を見たことがなく
ミタケ議員をひやかしに  いや応援に  みんなで行くことになった

翌日朝10時前に  幸ちゃんと正ちゃんといっしよに市役所に行く
ケイシロウさんはまだ来ていなかったが  10時の鐘が鳴ったので先に議場に入った
議会を傍聴するのは初めてで  傍聴席は議場より一段高く  二階席である
正面に市長をはじめ市の執行部の面々が座っている
それに対して傍聴席のすぐ下に議員の席があり
質問する議員は議員席の一番前にたち  市の執行部を相手にやり合うのである
すでにミタケ議員の質問が始まっていた
シーンと静まりかえったなか声が響く  しばし緊張
その日のミタケ議員の質問は  ふるさと納税にたいする市の取り組みから
南さつま市の一大イベント吹上浜砂の祭典
そしてこれからの南さつまの観光振興についてと
南さつまを元気にするにはどうするかということであった
質問の内容も的を得ており  彼特有のあの抑揚を抑えた低い声で
ボッケボッケした中にユーモアを交えながら展開していく
なかなかいい調子で進んでいる
後ろから見れば白髪もめだってきたが  あの不倫議員よりもはるかにかっこいい
よぉ〜  大蔵屋  と声のひとつでもかけたいところである
そして質問も 佳境に入ったころ
突然議場に携帯電話のベルがなった  一瞬議場が凍りつく
議員席のなかから聞こえてくる    不心得な議員もいるものだ
呼びだし音が数秒ほど続く ・・・
やっと止まった   そして再開  ・・・
ほどなくミタケ議員の質問が終わった  
持ち時間を無難にこなし  内容も彼の思いのこもった前向きな質問で 
同級生としてホッとする  拍手したいところだ

初めて傍聴席に座り
目の前で行われている我が町の  政  を傍聴しながら  いろんなことを考えた
原発や安保法制にゆれる我が国のことや 中国  北朝鮮  韓国など近隣諸国を
そして世界の警察官たるアメリカの大統領選挙のことなどを
どれひとつとっても  人のやること  政  となれば難しいもののようだ
先日NHKのテレビで  没後20年ということで
司馬遼太郎の特集があり  その中で  公  ということが出てきた
公  を辞書で調べるといろんな意味があるが  
私なりには  大きな視野にたった私心の無い  と解釈している
この  公  というお伽話のような意識があれば  
昨今の目を覆うような議員達の不詳事はないだろうし
諍いもなくなり 人の世ももっと住みやすくなるような気がする

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by minnamiya | 2016-02-26 07:53 | ふるさと雑感 | Comments(0)  

ふるさと雑感

けんぼうの夢想話

大根葉

この一週間毎日行っていることがある 大根の間引き菜で漬物をつくることである
母がつくっていた さえん畑 を 荒らさないようにと 
10月の後半に 大根の種をまいた 
畑仕事には慣れていないが 母のやっていたことを思い出しながら
堆肥と石灰をまき 鍬で耕し畝をつくる 
近くのスパーから 大根の種を買ってきて
袋の裏側に書かれている通りに 種をまいた
10月は晴天続きで 夕方は水をやり 待つこと20日あまり
その大根が間引きする時期になった
間引き菜を水洗いし 日陰でしなっとなるまで干す 
それを軽く揉み 塩をふり 重しをのせて一晩おくと 
あくる日は立派な漬物になっている 
それをきざみ 少々醤油で味をつけ鰹節をのせる 
朝のお茶を飲む時の漬物である
自分で育てた大根葉 もちろん無農薬
やや苦みのきいた大根葉特有の食感がたまらない
お茶うけだけでなく 炊き立ての新米にかけ 食べるということなし
ぜひ時間と余裕のある方はお試しを

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by minnamiya | 2015-11-10 09:06 | ふるさと雑感 | Comments(0)