ふるさと雑感

けんぼうの夢想話

ウンベ(ムべ)

中山先生の喜寿の祝いが文化通りであった日 京都から祝いに馳せ参じてきた
サダノリとマサアキと3人で 野間岳に登ってみようということになった
その日は秋晴れの雲ひとつない いい天気で 野間神社に11時ごろ着いた
神社の脇から登りだす 登山道のあちこちに つわぶきの花が 晩秋である
晩秋とはいえ 九州南端の山では 山肌を紅黄に染める木々は少なく 
ほとんどが常緑の鬱蒼とした照葉樹で 頭の上も深い緑に覆われている 
その中に真っ青な空が

昨年ユウヘイ君と登ったときは 頂上で彼を小一時間ほど待ったが
今回の2人はいたって元気である 
とくにサダノリはマラソン大会に出るぐらいであるから ケロッとしている
頂上近くの急な岩場を 先に行くよと ピョンピョンと飛ぶようにして
登っていき あっという間に姿が見えなくなった
頂上に着くと 先に行ったはずのサダノリがいない
何処に行ったのだろうかと思いながら 昼飯のラーメンのお湯を沸かしていたら
サダノリが登ってきた 手に何かをぶら下げている
ウンベである やや小さいがよく熟れている 
何処で見つけたか聞くと 頂上のすぐ下で見つけたという
しばらくしたらマサアキも登ってきた
昼飯を食いながら ウンベ アケビの話がはずむ

十五夜が過ぎ 秋が深まると 学校から帰り近所の悪童達と
近くの山にアケビを取りにいくもので
藪に分け入り 蔓の先にポッカリと割れたアケビを見つけた時の喜び
そして口に入れると えもいわれぬ甘さがじわっとひろがり・・・
秋ならではのささやかな山の恵みであった
アケビは近くの山でわりと簡単に見つけることができたが
ウンベはなかなか 見つかるものではなかった
どっちかというと ウンベの方がアケビより大きく食べ応えもあり
ありがたいものだったが

サダノリは山の子であったようで アケビ ウンベには詳しい
登ってくる途中も これはアケビの蔓 あれはウンベの葉っぱと
講釈のせがらしいこと
どうやら先に登って ウンベを探していたようだ
サダノリ先生によると もう時期遅れではあるが よく探せばまだあるという
それなら祝いの席の みやげにしょうということになった
30分ほどで昼飯をすませ 今度はサダノリ先生についてウンベ取りである
どこから見つけてきたのか 先生が先っちょに又のついた長い木の棒を持っている
その棒を使い これはカッコちゃんに これはヒサちゃんに これはイッちゃんにと
木の上に這っている蔓から上手に取る
そしてその晩の女性陣の数ほど取ると
よぉ〜し 来年は サダオとコウゾウを いやアキオとマリちゃんも 連れてこよー と
得意満面のサダノリ先生であった



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by minnamiya | 2016-11-13 15:00 | ふるさと雑感 | Comments(0)  

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