ナベヅル
2018年 11月 14日
思わず「ツルだ!」と声が出て、上を見上げるが姿が見えない。
確かに聞き覚えのあるツルの鳴き声に間違いない。
用事を済ませて、大浦干拓へと車を走らせる。
なぜ大浦干拓かと言えば、よくここに飛来するツルをこれまで何度か見ているからだ。
干拓の広い田んぼは早期のコメが終わった後、切り株から稲穂が出て実をつけているのもあるからエサは豊富だ。
しかし、相星という所まで来た時、干拓に行く前に長屋山のカラスザンショウの場所を覗いてみようと思い直角にハンドルを切った。
そのまま200メートルくらい走った時、大きな鳥がこちらに向かって飛んでくる。
ナベヅルだととっさに判断し、慌ててエンジンを止めてカメラを手に持ち外に出た。
400ミリのレンズに1.4倍のエクステンダーを装着したカメラでツルを手持ちで撮る。
1枚目に撮った画像はあまりぶれていない。
少しトリミングした。
そのまま北へと飛び去って見えなくなった。
また会える日が近いうちにあるかもしれないと淡い期待感が湧いて来た。
長屋山のカラスザンショウのある3か所を回ってみたが、全く成果なし。
干拓にはほとんど鳥がいないので、これが最後と海の近くの水溜りを覗くとクサシギがいた。
この水溜りではこれまでに何回か良い写真を撮れていたのだが、最近はさっぱり鳥が来ていなかった。
久しぶりの撮影となった。
ナベヅルに出会えて幸せな一日だった。
by minnamiya | 2018-11-14 19:42 | ふるさとの野鳥 | Comments(0)