鹿児島に春の訪れを告げる第70回鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会、通称県下一周駅伝が18日(土)にスタートし22日(水)にゴールした。
駅伝狂いを自認するものとしては、どうしても見に行かねばならない。
初日、本当は頴娃町のあたりまで応援に行くつもりでいたのだが、わが川辺チームは出だしの1区でつまづき、最下位スタートとなってしまい気力が失せて、1日目のゴールの南さつま市役所近くのいつものところでカメラを構えて待った。
ゴール近くでは後輩の加世田中学校のブラスバンドの生徒たちが演奏で激励する。
コロナで3年ぶりの演奏だったと思う。
橋では各チームの応援旗が風に揺れている。
前回の大会では主力者の故障が相次ぎ6位に沈んだ日置チームが、今年は見事総合優勝した。
川辺チームは、昨年の総合5位から6位に順位を落としてしまった。
選手が見えてくると心が高ぶる。
1位でゴールする日置の三垣選手。
三垣選手は走った3回とも区間賞を獲得し、総合優勝に大いに貢献した。
2位でゴールする姶良の永谷選手。
もともとは川辺チームの出身で、川辺で走っているときも大活躍していた。
3位でゴールする鹿児島の弓削選手。
4位でゴールの肝付チームの大島選手。
惜しくも5位で郷土入りする川辺の石山選手。
現在鳳凰高校の教員2年目の選手だ。
川辺チームとしては日間優勝を狙っていたが、残念ながらの結果に終わった。
6位でゴールする川薩チームの内選手。
7位出水チームの奥平選手。
必死さが伝わってくる。
なお、出水チームは高校生主体の若いチームだが、高校生の活躍が素晴らしく2日目と5日目には見事日間優勝を飾っている。
8位でゴールする熊毛の福島選手。
熊毛チームは今年は選手がそろっていて、総合成績9位で36年ぶりのC級優勝を成し遂げている。
9位でゴールする大島チームの古庄選手。
10位でゴールする指宿チームの轟木選手。
11位でゴールする曽於チームの増田選手。
増田選手はこの15キロという長い区間を、堂々区間2位で走り切った。
12位でゴールする伊佐チームの山崎選手。
山崎選手も元々は川辺チーム出身である。
今は伊佐市役所に勤務していて、監督の計らいだったのか最終区の出身地を走った。
すべてのチームがゴールした後、日間優勝を飾ったチームに本坊市長から優勝盾を贈られる日置の三垣選手。
これが川辺チームだったら市長もどんなにか嬉しかっただろうに。
来年に期待したいが、今のままでは壁は厚い。